2010-01

2010-01-01 年の始めの
「やっぱりぃ、姫はじめでしょ♪」
「うわー……」
「あれ、なんでそんなに可愛い女の子を見るような目でわたしを見るの?」
「めちゃくちゃ都合のいい視力だな、おい」
「両目で、1.275です」
「中途半端っ! つか、その測定値間違ってるよな」
「細かいこと気にしちゃダメだよ。おっきく……ならないよ?」
「下半身見ながら言うな。だいたい新年早々なんだっての」
「ほら、一年の刑は刑務所にありって言うじゃない」
「お前だけな」
「だからね、一年の抱負を語ってみようかなって」
「ツッコミはスルーか、このヤロ」
「わたし女の子女の子」
「二回言うな」
「可愛い女の子」
「形容詞つけるな」
「超美少女」
「いきなりレベルアップしたな!」
「レベルアッパー聞いてるからね〜。これでわたしの恋愛レベルもレベル5♪」
「なんかさ、普通にレベル5って聞くと随分弱っちぃ感じだよな」
「スライムちゃんには楽勝ですよ?」
スライムベスは?」
「強敵と書いて、友と呼ぶ」
「えーと、まあ俺だけはいつまでもお前の友だちでいてやるからな。元気出せよ」
「なんで励まされてるの、わたし」
「細かいこと気にすんなよ。……おおきくならないよな」
「しみじみと胸に語りかけないでっ! ……まだ成長期じゃないだけだもん」
「しょうがねえなあ、んじゃはじめるか」
「ちょちょちょ、いきなり押し倒すのはどうかと思うんだけど!」
「いや、だってお前がはじめようって言ったんだろ」
「何を?」
「俺に言わせるんかい」
「言ってくれたら、してあげてもいいんだけどな〜」
「そんな言葉に乗せられる俺じゃないぜ」
「じゃあいいよ」
「……すみません、もう一度だけチャンスを」
「おこづかいくれたら、してあげてもいいんだけどな〜」
「援助? 援助なの?」
「違うよ。正当な対価ってところかな。材料を買うのにも必要だもんね」
「……お前は何のことを言ってるんだ」
「何って、お米だよ。お正月にやわらかく炊いたごはんを食べることを、姫始めって言うんだよ?」
「うわあー……」
「あれ、なんでそんなにがっかりしてるの?」
「してねえよ。今年も変わらないお前だなって思っただけだ」
「えへへ、褒められちゃった」
「念のために言っとくと、今のは褒め言葉だからな」
「わーい♪」
「……(ほんの少しの罪悪感)」
「ほらほら、準備しようよ。手伝ってくれるよね」
「ああ。えーと、今更だが、今年もよろしくな」
「うんっ。今夜はい〜っぱいサービスしてあげるねっ♪」


ちゃんちゃん♪


2010-01-02 あなたの夢は
「そんなこと、恥ずかしくて言えないよ……。大切な夢は、自分の胸にしまっておくの。
そうしたら、いつかその夢が膨らむんだから。……おっきくなるんだからね!」


2010-01-03 三日と言わずに
「どうせなら一週間ぐらいお正月でもいいのにね。そしたら毎日おせちとお雑煮が
食べられるのに……って、そんなに食べたら体重計を隠さなくちゃいけなく
なっちゃうよね」


2010-01-04 最後はやっぱり
「シメはごはんだよね〜。どんなお鍋でもこの最後のごはんを食べる時が一番幸せ
なのはわたしだけかな? そんなことないよね。ほらほら、キミも好きでしょ。
わたしは大好き♪」


2010-01-05 仕事始めより
「やっぱり姫はじ……ごめんなさい、もう言いません。言うのは来年にするよ。
それなら文句無いでしょ♪」


2010-01-06 寒いときには
「運動が一番なんだよ。身体を動かすのがいいよね。あと頭を動かしたい時は、
まず簡単な問題から解くのが効果的。どんな些細なことでもいいからね。あ、
でもえっちなことを考えるのは、ベッドの中だけにしようね♪」


2010-01-07 暦の上では春だけど
「お昼は眠くなるよねー、寒いけど。でも、キミという暖房器具がいればへっちゃら
なんだよ。ねえねえ、自家発電とか得意なんだよね?」


2010-01-08 今年の初夢は
「えっとねー、キミと一緒に富士山に登ってるの。そしたら、楽天イーグルスの選手
たちもいて、あと、芸人のなすびさんもいたの。うっわあ〜って思ったところで目が
覚めたんだけど、これっていい夢なのかなあ」


2010-01-09 2回目になると
「けっこう長いんだよね。だからいろいろできるし、なんて言うか、幸せな気持ちに
なったりするんだよ? って、話しながらなんだけど、そろそろ激しくしても、いいよ♪」


2010-01-10 ぞうさん、好き?
「小さい頃に動物園で見たことあるけど、目がちっちゃくてかわいいよね〜。でも
身体はおっきくて、思わず見上げちゃったりして。あ、キミのぞうさんも好きだよ♪」


2010-01-11 心を透明にして
「たゆたっている波のように、静かに穏やかな心ってことかな。よきかな善き哉。
あ、キミの分のぜんざいも、わたしが食べちゃっていいのかな?」


2010-01-12 氷のような微笑を
「……ふふっ、……うー、わたしには無理! 人には向き不向きってのがあるん
だから。ちなみにわたしは巨乳担当なんだから、そういうのはもっとスレンダーな
人にやってもらうといいんじゃないかなっ」


2010-01-13 雪を眺めて
「ストーブの前で雪見酒ってのも、乙でしょ? ……ゴメンナサイ、まだ未成年
だからお酒はダメだよね。ジュースでガマンします。でも、カラダは未成年じゃ
ないんだよ……ほんとだよ?」


2010-01-14 雪じゃないの?
「残念、てっきり雪が降ると思って、いろいろ準備していたのに。雪合戦したり、
雪だるま作ったり、かまくらも作りたかったのになあ」


2010-01-15 元、成人の日
「連休が増えるのは嬉しいと思うけど、毎年祝日が変わるってのも変だよね。休日に
働いてる人はどんな気分なのかな」


2010-01-16 コンビニへ行こう
「今や生活に欠かせない感じだよね。たいていのものは手に入るもの。とっても便利
なんだけど、デートスポットじゃないってことは、きちんとメモしておいてね#」


2010-01-17 新PS3
「ゲーム機としても使えるけど、ネットもできるし、それにブルーレイも見られるん
だよね〜。スグレものなのはわかるけど、わたしとの時間も作ってくれないと、
泣いちゃうよ?」


2010-01-18 思っていたよりも
「可愛くなっててびっくりしたとか、キレイになってて驚いたとか、ちゃんと声に
出して言ってくれると嬉しいな♪」


2010-01-19 あたたかさがくれるもの
「えーとね、しあわせなきもち、かな。今もね、こうやってくっついてるところから
伝わってくるの。あったかくて、うれしくて、しあわせなきもちが。だからね、
もっともっとくっついてもいい?」


2010-01-20 手を繋ごう
「ひとりだと寒いけど、ふたりならあったかくなるよね♪ さらに、しあわせにも
なれて一石二鳥なんだから、イヤなんて言わないよね?」


2010-01-21 頭を使えば
「たいていの問題は解決できるんだよ。できないのは、使ってるつもりで、実は
使っていないとかね。そんな時は、わたしのぴかぴかマッサージで元気回復♪ 
ねえねえ、やってみる?」


2010-01-22 戦略的勝利を覆すのは
「すっごく難しいから、だから最初から全力投球なんだよ。一生懸命、小さなこと
から大きなことまで網羅して、そしてようやく勝利の切れ端に手が届く。そういう
ものなんだよね」


2010-01-23 前売りというものは
「先に買っておくことによる安心感と、作品に対する期待感を高めることができる
から、これも一石二鳥だよね〜。前もってデートの約束してるみたいで楽しいよね♪」


2010-01-24 天使のシュークリーム
「天国に行かないと食べられないような味なのかな。えへへ、それならわたしに
おまかせだよ♪ わたしと一緒ならいつでも天国だよね」


2010-01-25 まずは材料の下ごしらえから
「その前に、材料を揃えないとね。ほら、手提げ持って、サイフとメモも忘れちゃ
だめだよ。『はじめてのめしつかい』なんだから、きちんとカッコから入らないと
いけないんだからね?」


2010-01-26 82のB
「なっ……違いますっ! わたしは82のCなんだから!! ひとつだけど大きく違うん
だから、そこのところは絶対譲れないんだからね」


2010-01-27 用事は昼休みに
「えっ……、そんな明るいうちからなんて、恥ずかしくって無理。絶対無理。
……う〜、そんな目で見ても、ダメなものはダメなのっ」


2010-01-28 いつもにこにこ
「だって、笑顔がかわいいって褒めてくれたんだもん。褒められてうれしくない
女の子なんていないと思うな。キミも、笑顔がステキ☆ って褒められたら、
うれしいでしょ」


2010-01-29 がんばらなくてもいいんだよ
「そう言われると、もうちょっとだけがんばってもいいかなって気になっちゃう。
あまのじゃくなのかな? キミはどう思う?」


2010-01-30 今日もせっせと
「お仕事ごくろうさま♪ たまにはごほうびあげないといけないよね、ほら、
まめとムチって言うし! ……どんなまめが欲しい? おっきいお豆は来月にあげる
から、やっぱりちっちゃいおまめかな」


2010-01-31 まだ最後じゃないんだよ
「今月もお疲れ様♪ 明日から新しい月だから、気合を入れなおしてがんばろうね。
でもね、まだ今月は終わってないんだよ。あと数時間、わたしをいっぱい楽しませて
くれなきゃダメなんだからねっ」


 以上、2010年1月分でした。
 今年も変わらずに書いていけるといいなあ。