大晦日の夜にできること

「今年最後のふれあいなんだから、たまにはやさしく……ぅん、もう、だから
激しいってば。しょうがない、最後にいっぱいいっぱいがんばろ♪」


晦日というわけで、今日で今年も終わりです。
大掃除しようと思っていたんですが、父がもらってきた「たまごやき」が
大量にあったので、友人におすそわけするのに朝から東奔西走してました(笑)。
んで、昼過ぎから大掃除をはじめたわけですが、当然のように終わらないことが
開始30分でわかったので、途中で切り上げました。
今まで溜まっていた紙袋類をざっくり処分しただけでも、けっこう片付いたような
感じがしてます(気のせいとか言わないように)
一応、オーガストは全部、他はお気に入りだけわずかに残して。
CDやらDVDやら本やらゲームやら、まだまだ整理はありますがぼちぼちやって
いきます。
なぜ、最後までこんなぐだぐだに(ぉ


「……おいしかった。……って、あれ? どうしてみんなずっこけてるんだ」
「いや、こーへーらしいといえば、らしいんだけどさ」
「私はてっきり、紅瀬さんか、えりちゃんのどっちかを選ぶんだとばかり」
「わ、わたしもです〜」
「何か変か? 今のが俺の感想であり、答えだよ。桐葉はテラ辛スイーツなんて
言ってたけど、実際はそんなに辛くはなかったんだ。つまり、これは見た目で
判断することなく、味で判断しなきゃいけなかったんだ。なのに俺は見た目で
辛いと決め付けていて、口にしようとしなかった。副会長のスイーツは食べた
のにね。だから、桐葉はああいうやり方を取ったってわけだ。……そうだろ?」
「……さ、さあ、どうかしらね」
「紅瀬さん、ここは照れるところじゃないでしょ。もうっ、なんだか私が勝手に
空回りしてたみたいじゃない」
「まあまあ、えりりんだって、もうわかってるんでしょ」
「そりゃあね。この勝負は、紅瀬さんの勝ち」
「えっと、なんでそうなるのか俺にはわからないんだが」
「孝平くん、それ本気で言ってるの?」
「支倉先輩、……ちょっと鈍感だと思います」
「え、え?」
「あのね、支倉くん。親切に教えてあげるけど、”桐葉”って呼んでるわよ。
だから、紅瀬さんが照れてるのよ」
「てっ、照れてなんていないわ」
「はいはいごちそーさま。それじゃ、おふたりさんいきなりですが、誓いの
キッスをどうぞっ!!」
「ええ?」
「キ、キスなんてまだ早すぎるわ」
「あら、さっきあんなに熱烈なのをしてたじゃない。何いまさら恥ずかしがっ
てんのよ」
「だ、だからあれはキスじゃないって言ったでしょう!」
「というわけで、『孝平くんをおもてなし対決』は紅瀬さんの勝ちになりました」
『おめでとうございま〜す♪』
 支倉君の顔を見ると、彼は私の手をそっと握ってくれた。


というわけで、これにて完結となります。
読んでくれていたみなさま、どうもありがとうございました。
それにしても、毎日更新という制限は取り払ったはずなのに、毎日書いてるのは
どうしてなんでしょうね。
結局、一ヶ月続くのなら、二ヶ月も続くよねってことですな。


桐葉の分は「桐葉の平日」というタイトルでまとめておきました。
もっとぶっとんだタイトルのほうがいいかと、昨日いろいろ話して考えたんですが、
悩んだ結果、最初に考えたこのタイトルにしました。
通して読むと、また違ったものが見えてくるかもしれません。


ひとつ、間違いがあったことに、昨日気づきました。
このお話は、会話文メインで、最後に地の文を入れるというパターンで、ずっと
やってきていたのですが、27日分だけ崩れてました。
誤字や脱字なら直すんですが、これは直さずにそのままにします。
毎日書いていた、言わば『生もの』の文章を残しておきたいので。


それでは、最後に今年のまとめのエントリーを書きますので、また後ほど〜。