「魔女の誕生と衰退」より「オデュッセイア」

この本は、いろいろな文献を元に『魔女』についての知識を深めて
いく本です。なので、いろいろな本の翻訳が主体になっています。
一気に読めるような本ではないので、徐々に読み進めていって、
魔女について考察していけたらなと思います。


最初の文献は「オデュッセイア」。
世界史を選択した人は記憶に残っているかもしれませんが、
著者はホメロスです。ホメロスの書いた作品といえば、「イリアス」と
オデュッセイア」というのが、テストに出る項目でしょうか(笑)。
この「オデュッセイア」に出てくるキルケという女性が、最古の魔女で
あると言われているようです。
このあたりの魔女の概念は「悪い魔法でひどいことをする」わけで、
実に典型的な悪い魔女でした。


魔女といえば中世の魔女狩りとかを思い浮かべると思いますが、
実はこんなに昔にあったようですね。
なんといっても、紀元前に書かれているのですから。