(ぷちSS)「17日目 雨のち晴れ、時々美咲」(舞阪 美咲)
梅雨明け宣言が出た次の日。さっそく雨が降った。
「まったく、天気予報なんてあてにならないなあ」
と、最初はそれでも気楽な気分だったが、部活が終わる頃にはものすごい勢いになって
いた。
「こりゃすごいな……。傘なんて役に立ちそうにないけど、どうする、美咲」
「とりあえず、ごはんにしようよ。お腹が空いては戦もできないし」
戦なんてしないけどな。誰と戦うんだよ。雨か?
「雄一が戦うって言うなら、わたしは応援するよ?」
「いや、遠慮しておく。……べ、別に逃げたわけじゃないんだからねっ?」
なぜかツンデレ化していた。
昼ごはんを騒々しく食べた。が、雨はよりいっそう騒々しくなっている。
「ねえ雄一。散歩に行こうよ♪」
散歩? お前はこの雨が見えていないのか。
「何言ってるの。わたしの視力はね、雄一の着替えがいつでも見えるぐらいにすごいんだ
から」
それ、もう視力の領域じゃないよね。
「ほらほら行くよ」
という美咲についていく。美咲はうれしそうに歩いていくが、その行き先は校舎の中だ。
「あ、見てよ雄一。窓がすごいよ」
美咲が指差す先には窓があった。雨がものすごい勢いで流れていく。
「確かにすごいな」
「なんだか、水族館の中にいるみたいだね♪」
……それはどうだろうな。洗車機の中みたいと言ったら怒られそうだが。
校舎の中を歩く。夏休み中なので、あまり生徒がいないのには慣れているが、それでも
この雨の中、美咲とふたりで校舎の中を歩いていると、なんとも不思議な気分だ。
「ねえ、雄一。普段歩いてる校舎も、こうやって大雨の中だと不思議な気分だね。なんだ
か別世界っていうか」
どうやら美咲も同じようなことを考えていたらしい。
「でもね、雄一が一緒だから、どこでも楽しいな☆」
特別なことはしていないんだけどな。ま、俺も美咲がいると、それだけで楽しいけどさ。
やがて、屋上に向かう階段にたどり着いた。
「せっかくだから、ちょっとだけ覗いてみるか?」
「うん!」
雨が降っているから、屋上には出られないだろうが、扉を開けて見るぐらいならいいだ
ろう。そう思っていたのだが、ちょうど雨が小止みになっているみたいで、雲の切れ間か
ら太陽の光が差し込んでいた。
「うわあ〜……、偶然ってすごいね♪」
「ああ。さっきまであんなに雨が降っていたのにな……。これは美咲のおかげかな」
「え? わたし何もしていないよ」
「俺を散歩に誘ってくれただろ。だからこの景色が見られたわけだ」
「……えっへっへ〜、美咲ちゃんすごい♪」
得意満面な顔で、ポニーテールを揺らす美咲。
ほんと、美咲といるとそれだけで楽しいんだよな。
私信です
☆気ままな場所(福hideさん)
08-03 夜明け前より瑠璃色な SS 『朝霧麻衣誕生日記念SS「二十歳のお祝い……??」』
アイス以外の好物になってしまうかもしれませんね(笑)。
SSの感想ありがとうございました〜。
あまり考えずにさくっと書きましたので、深い意味はないです。
ちなみに、えっちぃこともありません(ぉ
☆時の棲む森(早坂充さん)
8月3日 夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle sideshortstory「伝える想い」
お幸せに、でいいのかな?
正直、MC未プレイなのでどうしようかと思ったんですが、基本的にシンシア以外は
大幅なネタバレ(?)はないのかしら、と思ったので読んでみました。
つか、発売から数ヶ月経ってるのにネタバレも何もないのですが。
写真、うまく撮れてると思いますよ。書かれてなかったらわからなかったかも。
でも、そういう目で見てみると、確かに背景が薄っぺらい感じがしますね。
SSの感想ありがとうございました〜。
すごく、やっつけ仕事ですが、なんとか書けました。
兄妹だから、しちゃダメでしょ(笑)。
ちなみに、はいてないのは「靴下」ですよ?(えー
☆M−A−T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました〜。
暑いといろいろ考えてしまいますね(笑)。
☆ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました〜。
ブランド名は、偶然ですよ、偶然っ(わは
☆elder sister(どん♪さん)
レポのご紹介ありがとうございました〜。
☆Sketches and company(ブタベストさん)
08/05 『天神乱漫』の妹ヒロイン、千歳佐奈
ゲームは一応前から注目してましたが、なんというかタイミングが合わずに
結局買ってませんね〜。
・麻衣(夜明け前より瑠璃色な)
僕は今のところ、麻衣とフィーナだけはお祝いを欠かしてませんね〜。
意外となんとかなるものです。